効率化

VBAやマクロを動かすためのボタン作成法

 デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。

 今回もExcel関連です。Excelには手動で行った複数の手順を記録し、ボタン1つでその手順を実行することができるマクロ機能が標準搭載されています。

 私のブログでは、マクロ機能を実行するための手段として、マクロのダイアログボックスを開いて、実行したいマクロを選択し、実行ボタンを押下する方法しか紹介していませんでしたが、マクロを実行するためのボタンを作成して、そのボタンのワンクリックでマクロが実行される方法があることはご存じでしょうか。

 本記事では、マクロボタンを作成する方法をご紹介します。

 マクロボタンを作成するメリット

 マクロボタンを作成するメリットは以下の通りになります。

  •  マクロの実行までの手順が削減できる
  •  マクロのダイヤログボックスを開かずに実行することができる
  •  ボタンの押下だけなので比較的容易に実行できる

 なお、マクロボタンの作成方法は以下の2つの方法があります。

  •  図形にマクロを登録する方法
  •  フォームコントロールからボタンを追加する方法

 では、実際にマクロボタンの作成方法を説明していきます。

 図形にマクロを登録する方法

 見出しのままです。まず、Excelシートに図形を挿入して、その図形にマクロを登録することでマクロの実行ボタンとして機能させる方法です。

 まず、Excelのシート上に図形を挿入します。

 メインタブ【挿入】⇒【図形】⇒ボタンにしたい図形を選択します。

図:Excelのシート上に図形を挿入する

 図形のテキスト編集をして完了です。

図:ボタン作成完了

 続いて、図形を【右クリック】し、【マクロの登録】を選択します。

図:マクロの登録を選択

 【マクロの登録】ダイアログボックスが表示されるので、登録したいマクロを選択し、【OK】ボタンを押します。

図:マクロの登録完了

 これでマクロボタンの作成完了です。早速、マクロを実行してみましょう。

 ちなみに、実行したマクロは、セルB1からセルB10に1から10の数字を入れて、1から5までの数字を太文字にする条件分岐を加え記述したものです。

図:実行ボタンにて実行前

図:実行ボタンにて実行後

 マクロボタンを作成できました。

 フォームコントロールからボタンを追加する方法

 続いては、フォームコントロールからボタンを追加する方法です。

 フォームコントロールはメインタブ【開発】からの選択になります。まず、下図のExcelシート上にメインタブ【開発】が無い場合において、【開発】をリボンのユーザー設定で選択する必要があります。

図:メインタブ【開発】がない…

 メインタブ【開発】の表示方法

 メインタブ【ファイル】⇒【オプション】を選択します。

図:オプションを選択

図:メインタブ【開発】を選択

 これで、Excelのシート上にメインタブ【開発】が加わりました。

図:メインタブ【開発】が出現

 フォームコントロールからボタンを追加する

 では、実際にフォームコントロールからボタンを追加する方法を説明していきます。

 メインタブ【開発】⇒【挿入】⇒【フォームコントロール】から下図③のボタンを選択します。

図:フォームコントロールからボタンを選択

 フォームコントロールからボタンを選択すると、シート上に図形を挿入することができるようになります。その際のボタンの形状は四角形になります。

 図形を挿入すると、下図の【マクロの登録】ダイアログボックスが表示されるので、登録したいマクロを選択し、【OK】ボタンを押します。

図:マクロの登録完了

図:ボタン作成完了

 また、ボタンのデザインの編集をするときは、ボタンを右クリックし、【テキストの編集】でテキストを、【コントロールの書式設定】でフォント、文字の大きさ、色を編集します。

図:【テキストの編集】と【コントロールの書式設定】

 

図:ボタンの編集後

 これでマクロボタンの作成完了です。早速、マクロを実行してみましょう。

 ちなみに、実行したマクロは、セルB1からセルB10に1から10の数字を入れて、1から5までの数字を太文字にする条件分岐を加え記述したものです。

図:マクロ実行前

図:マクロ実行後

 マクロボタンを作成できました。

 マクロボタンを印刷しないための設定

 マクロの実行結果を印刷する必要があるときに、マクロボタンを印刷しないように設定することができますので、その方法も説明しておきます。

 まず、ボタンを右クリックし、【コントロールの書式設定】を選択します。

図:コントロールの書式設定を選択

 【コントロールの書式設定】から、【プロパティ】⇒【オブジェクトを印刷する】チェックを外し、【OK】を選択します。

図:【オブジェクトを印刷する】チェックを外す

印刷画面ではマクロボタンがないことを確認できます。

図:ボタンが表示されていないことを確認

 まとめ

 今回はVBAやマクロを動かすためのボタン作成法を紹介しましたが、お役に立ちましたでしょうか?

 ボタンからマクロを実行することができれば、マクロ実行の時間短縮の他、普段からパソコンを使用しない方でもボタンの押下ひとつでマクロを実行することができるようになるので、とても便利な機能であると思います。

 みなさんもマクロを実行する際にはボタンを活用していただき、作業の効率化につなげていただければと思います。