経済活動

利息の計算方法 単利と複利について

 デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。

 普通預金や定期預金には利息というものがつきますが、利息の計算方法として単利と複利というものがあることはご存じでしょうか?

 また、単利と複利の考え方は投資信託などの金融商品を選ぶ際にも重要なファクターとなります。

 今回は単利と複利、それぞれの効果について考えていきたいと思います。

 単利とは

 まず、単利とは預けた元本のみに利息がつく計算方法のことです。

 たとえば、100万円預けて1年間の利息が5%の場合、1年目の利息は5万円になります。そして2年目も元本100万円だけで計算するので、2年目の利息も5万円になります。そうすると、2年間で10万円ということになります。

 複利とは

 そして、複利とはついた利息が次の期間の元本に追加されるので、この利息が足された元本をその期間の元本として新たに利息を計算していく考え方になります。

 たとえば、100万円預けて1年間の利息が5%の場合、1年目の利息は5万円で単利と同じですが、2年目の利息の元本は「100万円+5万円」で「105万円」となります。このため2年目の利息は10万5千円となり、1年目よりも利息が増えるわけです。

 単利と比べると、2年目ですでに差が出始めているのがわかります。長期で見れば元本が毎年増えてくるので、利息分もどんどん大きくなります。

 20年で見る単利と複利の違い

 では単利と複利の計算方法で実際にどのくらい金額に差が生じるのかを計算してみます。

 元本500万円を年利5%で20年で預けた場合、以下のような金額の差が生じます。

 1年目  単利 5,250,000円 複利 5,250,000円 差額 0円
 2年目  単利 5,500,000円 複利 5,512,500円 差額 12,500円
 3年目  単利 5,750,000円 複利 5,788,125円 差額 38,125円
 4年目  単利 6,000,000円 複利 6,077,531円 差額 77,531円
 5年目  単利 6,250,000円 複利 6,381,408円 差額 131,408円
 6年目  単利 6,500,000円 複利 6,700,478円 差額 200,478円
 7年目  単利 6,750,000円 複利 7,035,502円 差額 285,502円
 8年目  単利 7,000,000円 複利 7,387,277円 差額 387,277円
 9年目  単利 7,250,000円 複利 7,756,641円 差額 506,641円
 10年目 単利 7,500,000円 複利 8,144,473円 差額 644,473円
 11年目 単利 7,750,000円 複利 8,551,697円 差額 801,697円
 12年目 単利 8,000,000円 複利 8,979,282円 差額 979,282円
 13年目 単利 8,250,000円 複利 9,428,246円 差額1,178,246円
 14年目 単利 8,500,000円 複利 9,899,658円 差額1,399,658円
 15年目 単利 8,750,000円 複利10,394,641円 差額1,644,641円
 16年目 単利 9,000,000円 複利10,914,373円 差額1,914,373円
 17年目 単利 9,250,000円 複利11,460,092円 差額2,210,092円
 18年目 単利 9,500,000円 複利12,033,096円 差額2,533,096円
 19年目 単利 9,750,000円 複利12,634,751円 差額2,884,751円

 20年目 単利10,000,000円 複利13,266,489円 差額3,266,489円

 税金は考慮していませんが、20年目に単利と複利の差は金額として3,266,489円にもなります。複利効果の凄さがわかると思います。

 投資信託などの金融商品を選ぶ際に気をつけたいこと

 上記の内容から、中長期的な運用を考えている場合に、どのような金融商品を選ぶべきかが見えてきたのではないかと思います。

 そうです。単利で運用するよりも複利で運用する方が資産形成のスピードがはるかに速いのです。

 以下に単利の金融商品と複利の金融商品の代表的なものを挙げておきます。ぜひ参考にしてください。

 単利の金融商品

  •  銀行の定期預金
  •  毎年利払型の国債
  •  毎月分配型の投資信託

 複利の金融商品

  •  ゆうちょの定額貯金
  •  投資信託(無分配型、分配金再投資型)

 資産運用を考えている場合に、複利の商品を選ぶほうが効率よく資産形成をできるのですが、単利と複利を考えずに選んでいるケースも多いのではないでしょうか。

 銀行の定期預金のように長期で安定運用をしたいと思っているお金こそ、資産形成の観点から見れば、効率の悪いことをしている可能性があるかもしれません。

 なお、投資の初心者に気をつけてもらいたいのが、毎月分配型の投資信託が単利の商品であるということです。

 若い人や現役世代などの長期運用を目指すべき方にはあまりお勧めできません。毎月分配型の投資信託は発生する手数料が多いため、積極的に販売する金融機関がありますが、自身の資産形成において単利で手数料のかかる金融商品は長期投資において選ばない方がよいと思います。

 まとめ

 利息の計算方法 単利と複利について、お役に立ちましたでしょうか?

 若い人や現役世代の方は資産形成をする際に時間を味方につけることができます。

 これからの資産形成において、複利効果をみなさんも体験してみてください。