デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
介護士はシフト勤務なので、もし休むと誰かが代わりにその勤務をしなければなりません。
たとえば、前日に風邪の症状があらわれたら、スタッフや患者にうつすわけにもいきませんので休むことになります。
逆に、前日に風邪の症状がないのに熱だけあるような状態の時は、熱を下げようとあらゆる手段を試してみます。
今回はどうしても休めない時の発熱を下げる方法について考えてみます。
Contents
発熱のメカニズム
まずは、下記の2種類から発熱の原因を切り分けてみてください。
風邪症状がある場合、ウイルスや細菌による発熱の可能性が高いので無理せずに病院へ行って医者の指示のもと安静にしてください。
ストレスが原因の発熱なら、この記事の発熱を下げる方法が役に立つかもしれません。
ウイルスや細菌による発熱
ウイルスや細菌による発熱は体の免疫反応によるものです。ウイルスや細菌などは熱に弱いので、体の免疫反応として体温を上げてウイルスの活動を抑えようとします。
したがって、熱が上がり切るまではウイルスや細菌も活発に動いているので、体のだるさなどの症状を感じます。
一方で、ウイルスや細菌が免疫細胞に抑え込まれると、熱は下がって体調が徐々に快方に向かい始めます。
ストレスが原因で起こる発熱
ストレスが原因で起こる発熱というものもあります。
ストレスがかかると交感神経の働きが高まるのですが、交感神経が刺激されることにより、体内の褐色脂肪細胞が、脂肪を分解して熱を発生する働きにより多くの熱を生産します。
これが体温を上げる原因と考えられています。
ストレスが改善されればすぐに症状が良くなるため、一晩で熱が下がるケースが多いです。
発熱を下げる方法
では、熱を下げるにはどうすればよいでしょうか?
前述の通り、ウイルスや細菌による発熱は、ウイルスや細菌と体の免疫細胞が戦っている最中なので、無理に体を冷やして熱を下げてしまうと、ウイルスや細菌の動きが活発になってしまうので、熱が上がりきるまでは安静にしておくことをおすすめします。
ただ、ストレスが原因で起こる発熱の場合は、交感神経を落ち着かせるようにすれば、発熱を下げることができます。それは、1晩でも十分に対応可能ですので、下記の方法を試してみていただければと思います。
血流が多い部分を冷やす
熱を下げるとき、額に冷却シートを貼ったりする方法をよく聞きますが、頭が冷えて気分が落ち着く効果こそあるものの、発熱を下げる直接の手段にはなりません。
体を循環する血液を冷やすと体温を効率よく下げることができます。
したがって、熱を下げたいときに冷やすべき体の部位として適切なのは、血流の多い首もと・鼠径部・腋下(わき)などになります。
熱を下げる食べ物や飲み物
温かい飲み物や食べ物を取り入れることで体を内部から温めて、発汗を促すことで熱が下がりやすくなります。
- 温かい飲み物…生姜湯、発酵茶(紅茶、ウーロン茶など)、ココア、甘酒
- 温かい食べ物…地中で育つ根菜類、寒い地域でとれるフルーツ(りんご、さくらんぼなど)、発酵食品(納豆、キムチ、チーズなど)
体を温めて汗をかく⇒スポーツドリンクで水分補給を繰り返す
これは私自身の体験談です。
まずは、布団で体を温めて汗をかきます。その後、発汗により体内から大量の水分が失われるので、スポーツドリンクで水分と塩分の補給をしましょう。
そして再び布団をかぶって汗をかきます。汗をかいたらスポーツドリンクを飲む。これを繰り返せば、ストレスが原因の発熱は1晩で下がります。
まとめ
どうしても休めない時の発熱を下げる方法ですが、いかがでしたか?
社会人になると、大事な会議とかプレゼンとか…どうしても休めない時があります。
本当なら体調が悪い時に気兼ねなく休めるような社会、社風であればそれに越したことはないのですが、そういうわけにもいきませんよね。
できることなら熱が上がらないために、免疫力を上げる方法を考えたり、規則正しい生活を心がけたり、季節に合った過ごし方をするなど、熱を出さないための工夫をあれこれできれば理想的だと思います。