デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
介護士の仕事をする前はエンジニアとしてパソコンの前でずっと働いていました。
介護士として仕事をしているとパソコンを使う機会がそれほどないので、たまにパソコンを使うと新鮮な気持ちになります。
今の職場でパソコンを使うといっても文章を打つくらいなので、たまにVBAを用いたデータ処理なんかをしていると本当に驚かれます。
エンジニアだろうが、介護士だろうがパソコンを使う時に私自身がとても気をつけていることがあるので、今回はそれを掘り下げていきたいと思います。
Contents
パソコンの役割
みなさんはどんな時にパソコンを使いますか?
データ管理、メール送信、プレゼン資料作成…その仕事により用途は違えど、いずれも作業の効率化に繋がっていると思います。
たとえば、パソコンを用いてプレゼン資料作成をすれば、手で書くよりも簡単な作業になりますし、データとして保存するので保管する場所も要りません。したがって、プレゼン資料作成はパソコンでするのが最も適している手段であると考えられます。
ただし、それはあくまで現時点で最も適している手段ということに過ぎません。
仮に、パソコンが存在しなければ、プレゼン資料作成は紙とペンを用いて手書きで行う作業となり、保管する場所も必要になります。
そういう意味で、手作業の労力や保管場所の確保などを考慮すると、パソコンの方が作業と呼ばれる仕事に対して現時点で最も適している手段になるのです。
パソコンでする仕事は…
役割から考えると、パソコンでする仕事はすべて作業ということになります。
私の個人的見解ですが、作業というのは仕事の中で価値のあるアウトプットを提供するための手段であると考えています。
もし、価値のあるアウトプットを提供するためにもっと効率の良い手段が見つかった場合、パソコンはどうなるでしょうか?
たとえば、キーボードの代わりにマイクから音声を認識して文章を作ったり、音声による指示でデータ管理やグラフ作成もできてしまうようなものが発明されたら…きっとパソコンはその画期的な手段に取って変わってしまうことでしょう。
業務全体でパソコンを使っている時間は…
エンジニア時代の経験として、パソコンを使用するのは以下のような業務の時でした。
- 開発仕様書・設計仕様書作成
- プログラミング言語のコーディング
- プレゼン資料作成
- メールの送信
それぞれを紐解いてみると…
開発仕様書・設計仕様書作成
①要求仕様書を読み込んでどのようなものを開発するかを考える
②開発仕様書を作成(パソコンを使う)
③開発仕様書を基に詳細なブロックごとの設計仕様を考える
④設計仕様書を作成(パソコンを使う)
プログラミング言語のコーディング
①設計仕様書を基にレビュー(Review)を行う
②プログラミング言語のコーディング(パソコンを使う)
プレゼン資料作成
①プレゼンテーマから方針を決める
②プレゼン資料作成開始(パソコンを使う)
メールの送信
①メールチェック・内容を把握(パソコンを使う)
②内容によっては確認をする
③メールの送信(パソコンを使う)
だいたい、パソコンを使う直前の工程に業務の核となる工程、方針決定や熟考する業務が含まれています。
おそらく、この工程は効率化を求めてはいけない部分であり、むしろ時間をしっかりと確保したい工程になると思います。
だからこそ、作業となるパソコンを使う工程はさらなる効率化を求めたいのです。効率的に作業を終えられたなら、本来の開発・設計・検証・評価などの工程にたくさんの時間をかけることができ、仕事の質も格段に上がると思います。
まとめ
エンジニアとしても介護士としても、心の底から頭を使って仕事をしたいと思うからなのか、たまにパソコンの作業がとてつもなく嫌になるときがあります。
パソコンは使えるに越したことはありませんが、パソコンはあくまで価値のあるアウトプットを提供するための手段です。パソコン使えるとしても、私はこんな人を目指したいと思います。
あれも出来て、これも出来て、それも出来て、ついでにパソコンもできる
パソコンが三番手、四番手のなるくらいの強みを複数個持っておきたいものです。
そうすれば、はじめて“パソコンが使える”が生きるのではないでしょうか。