デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
現在、日本では行政手続における特定の個人を識別するため、国民ひとりひとりに12桁の番号が指定されています。私たちはその番号を通称マイナンバーと呼んでいます。
マイナンバーは2015年に指定が始まり、2016年から行政手続きに関する利用が開始されました。
ただ、マイナンバーが個人に割り振られたものの、個人番号や身分を証明することへの利用が期待されているマイナンバーカードに関しては、利用する機会もまだまだ少ないためなのか、その普及率はまだまだといったところです。
2020年度はマイナポイント事業と呼ばれる、マイナンバーカードを発行し、カードでマイナポイントの利用手続きをした人を対象に、選択したキャッシュレス決済サービスでの買い物に使える上限5,000円分のマイナポイントを国が付与することで、マイナンバーカードの普及と消費活性化を同時に促進する政策も掲げられています。
私たち夫婦はこのマイナポイント事業に乗っかりマイナンバーカードを申請し発行しました。
発行してから色々わかったことなのですが、マイナンバーカードにはまだまだ私たちの知らなかったメリットがたくさんあります。
というわけで、今回はマイナンバーカードのメリットについて色々と挙げていきたいと思います。
Contents
マイナンバーカードのメリット
身分証明書になる
マイナンバーカードには、個人番号の他に顔写真や住所、生年月日、性別などが記載されているので、身分証明書として使用することができます。
未成年の方や運転免許証を持っていない人の場合、複数の書類を用意する必要がありますが、マイナンバーカードを持っていればこの一枚を提示するだけで証明ができます。
口座開設やパスポートの新規発給に利用できる
最近では、新規で口座を開設する際やパスポートを新規発給する際に、本人確認に加えマイナンバーを提示する必要があります。
そんな時に、マイナンバーカードを発行していれば、本人確認とマイナンバーを1度に証明できるので、複数の証明書を持たなくてよくなり非常に便利です。
住民票の写しや印鑑登録証明書がコンビニで取得できるようになる
転職や引っ越しの際に、住民票や印鑑登録証明書が必要になるケースがあると思うのですが、マイナンバーの利用が開始される以前までは、住民票や印鑑登録証明書の発行は役所のみに限られていました。
カレンダー通りの出勤をされている方などは、役所が平日の日中しか開いていないために、わざわざ休みを取ったり昼休みの短い時間を使ったりした経験があるのではないかと思います。
しかし、マイナンバーカードを持っていればコンビニで住民票や印鑑登録証明書などの各種書類を発行することができます。
市区町村によって違いはありますが原則は6:30〜23:00で利用できるため時間をかけずにすむのでとても便利であると思います。
ただし、発行にはマイナンバーカードの交付時に設定した電子証明書が必要になります。事前に番号を確認して行きましょう。
市区町村や国の提供するサービスを一元化できる
現在、マイナンバーカードは市区町村や国の提供するサービスの一部の分野のみに利用が制限されている状態ですが、今後その利用用途は拡大していくと見られています。
たとえば、保険証や運転免許証として利用できるようになる見込みがあったり、とある自治体ではすでに図書館の貸し出しカードとしても利用されていたりと、自治体ごとに違いはあれど、その傾向は年々強くなっています。
現状では、提供されているサービスの数だけ、カードが発行され所有している状態であると思いますが、マイナンバーカードに提供されているサービスが集約されるようになると、それぞれのサービスで一から登録する手間もなくなるのでとても便利です。
将来的に、マイナンバーカード1枚でさまざまなサービスを受けられるようになるので、遅かれ早かれ持つ可能性があるなら、今から持っておいても良いと思います。
期間限定で最大5,000円分のマイナポイントがもらえる
2020年度はマイナポイント事業と呼ばれる、マイナンバーカードを発行し、カードでマイナポイントの利用手続きをした人を対象に、選択したキャッシュレス決済サービスでの買い物に使える上限5,000円分のマイナポイントを国が付与する事業も展開されています。
ただし、ポイントをもらうキャッシュレス決済サービスはひとつしか選べませんので、よく考えて選ぶようにしましょう。
また、上限5,000円分のマイナポイントにさらにポイントを上乗せしている自治体もあるので、お住いの自治体で行っているマイナポイントに関する事業を確認してみてください。
まとめ
マイナンバーカードのメリットについて、お役に立ちましたでしょうか?
マイナンバーカードは今後も利用用途が拡大する見込みです。
マイナンバーカード1枚でさまざまなサービスを受けられるようになると、私自身としても管理がしやすいので本当に早く普及して欲しいと思っています。