介護関連

C判定の美学 介護福祉士国家試験

 デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。

 私は介護福祉士国家試験の受験に向けて、しっかり参考書や問題集で勉強をして当日に備えたのですが、フタを開けてみると意外と一般常識の問題が多いことに気付き、

 「おいおい、今までの時間は何やったんやろう…」

 と、拍子抜けしてしまった思い出があります。

 今回は、介護福祉士国家試験の受験において参考書での勉強はほどほどにしてもらってそれ以外に大切なことを経験から述べたいと思います。

 ラインナップは以下の通り。

  •  C判定の美学 6割5分狙いで
  •  マークシートの5択は2~3択に絞ることが可能
  •  主張の強い選択肢は選ばない
  •  新聞やニュースで取り上げられている話題にも目を通しておく

 では、順番に解説していきます。

 C判定の美学 6割5分狙いで

 介護福祉士国家試験の合格基準点は、その年の難易度により補正されますが、おおよそ総得点の6割程度です。全125問なので、75問正解で当落線上となります。

 ただし、相対的に上位何名が合格というものではないので、誰かと競う必要もありません。大切なのは絶対評価、あくまで、自分自身が何点取れるかに集中すればよいのです。

 例年、総得点の6割+αがボーダーラインとなっているので、満点合格を目指す必要もないと思います。仕事と両立しているなら時間がもったいないですしね。

 受験勉強と仕事を両立するのは大変なので、参考書の隅々まで勉強をして満点を目指さなくても、C判定(80問正解くらい)でいいじゃないかという気持ちで試験に備えればいいと思います。

 経験から言えることですが、介護福祉士国家試験は参考書や問題集だけだと足元をすくわれるかもしれませんよ。それ以前に大切な試験ならではのコツを説明していきますね。

 マークシートの5択は2~3択に絞ることが可能

 介護福祉士国家試験は①~⑤の選択肢からひとつだけ選ぶマークシート方式です。

 どの問題でもそうなのですが、①~⑤の選択肢の中には、絶対に違うと言い切れる選択肢がふたつくらい潜んでいます。

 例えば、

第29回介護福祉士国家試験 問題58

安眠を促す生活習慣に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

  1. 就寝直前に入浴する。
  2. 夜食をとる。
  3. 就寝前に、軽いストレッチを行う。
  4. 就寝前に、温かいコーヒーや紅茶を飲む。
  5. 多量に飲酒する。

 安眠を促す…要介護者に対するという以前に、自身の経験則で考えられそうな問題です。安眠のためにカフェインや食事を摂ることはどう考えても良いとは思えないので、②、④は間違いであると判断できると思います。

 同様に、要介護者にあてはめると、多量のアルコールを勧めることは考えにくいので、⑤も間違いであると判断できると思います。

 このように、試験の問題の中には、私たちの日常生活に密接した問題が一定の割合を占めており、専門的な知識を問う問題だけではないのである程度の一般常識や知恵が必要となります。

 また、文章の強引さがある①も不正解です。したがって、答えは③となります。介護士としての専門的な知識がなくても、一般常識と文章の違和感から答えが導き出せることもあるのです。

 知識よりも知恵で解くことができる問題だと思います。

 主張の強い選択肢は選ばない

 何問か解いていると、主張の強い選択肢に出くわすことはありませんか?

 問題の文章において、

  • ~はしない
  • ~しなくてはならない
  • 絶対に
  • 強制的に

 介護士の行動では、

  • 固定する
  • 処分する
  • 沈黙する

 介護士の会話では、

  • 「なぜ~しなかったのですか」
  • 「だめですよ」
  • 「やめてください」

 このような主張の強い選択肢は間違っていることが多いです。そもそも、介護職は現場においても要介護者やその家族の心に寄り添うシーンが多いはずです。

 そのようなシーンで実際に自分の主張をしなくてはいけないケースは稀でしょう。

 現場でどのような対応を取るかを想像できれば、この落とし穴も回避できると思います。

 新聞やニュースで取り上げられている話題にも目を通しておく

 このケースも例えば、

第29回介護福祉士国家試験 問題22

災害時,避難所での高齢者への介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

  1. 疲労防止のために、日中も臥床して過ごすように勧める。
  2. 避難所内の調和を乱さないように、「個」よりも「全体」に配慮する。
  3. 杖で歩行している人も、避難所内では車いすを使ってもらう。
  4. トイレの数が確保できないので、水分を控えるように助言する。
  5. 深部静脈血栓症(deep vein thrombosis)(いわゆるエコノミークラス症候群)の 予防のために、運動をすることを勧める。

 回答は⑤です。2017年によくニュースになったエコノミークラス症候群が問題として登場してきました。

 このように、その年の話題も介護福祉士国家試験の問題に含まれたりするケースがありますので、日頃から新聞やニュースをチェックしておくとよいと思います。

 まとめ

 以上、介護福祉士国家試験の対策、いかがでしたか?

 介護福祉士国家試験は国家試験と言っても、生活に密接した一般常識や介護観を問われる問題も少なからず出てきます。

 参考書を片手に勉強するだけでは専門的な知識を問う問題しか対応できなくなりますので、日頃から自身の介護観と専門的な知識を照らし合わせながら業務を行い、一般常識や介護観を問われる問題にも対応できるように努めましょう。

 また、マークシートにはマークシートならではの解き方というものがありますので、それにも対応できるように準備しておくといいと思います。

 最後に、本番では自信を持って試験に臨んでください。では。