デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
私の実家は持ち家なのですが、高校を卒業してからはずっと賃貸で暮らしていました。
そして、妻と出会って結婚して二人暮らしになりましたが、今でも賃貸で暮らしています。
私は賃貸に住むことに慣れているのでこのまま賃貸でいいと思っているのですが、同年代の友人は立派な家を建ててかなり幸せそうですし、妻も私の横で家があればなぁと呟きます。
私は私で、揺るがない信念のもと、これからも賃貸で暮らす覚悟なのですが、友人や妻の反応を見ると、持ち家もありなのかなと考え込んでしまいます。
そこで、今回は持ち家と賃貸について、それぞれのメリットとデメリットを考察したいと思います。
ただし、今回は私の考察の末に得ることができた結論を先に書きます。
結論:持ち家も賃貸も幸せになるための手段、自身が幸せになるための住処を選ぶべき
では、考察始めます。
Contents
それぞれのメリット
持ち家のメリット
リフォームが自由自在
持ち家のメリットとしては、ライフスタイルに合わせてリフォームが自由自在である点が挙げられます。自身の親に介護が必要になった時はバリアフリーにすることも可能ですし、お風呂を広くしたい、キッチンを対面にしたい等も、持ち家ならだれの許可も必要ありませんので、すぐに実現できます。
老後の住居費が少なくてすむ
家を買う人のほとんどはローンを組んで20年、35年と支払っていくと思うのですが、ローンをすべて支払えば、家はあなたのものになります。比較的若いときに家を購入し、働き盛りにローンを完済しておけば、老後の住居費は固定資産税のみとなり、老後のリスクを回避することができます。
子供の故郷を作れる
私の実家は持ち家なのですが、実はこれが一番のメリットなのかもしれません。私が故郷と言われて思い浮かぶのは実家です。柱の落書きや廊下の傷など、ひとつひとつに家族の思い出が詰まっています。これが賃貸だとそこまで思い出に残らないかもしれません。
賃貸のメリット
近所付き合いなどのわずらわしさがない
賃貸のメリットと言えば完全にこれです。お隣さんが変わった人でこちらが迷惑を被る場合には、不動産会社に伝えて対応が可能ですし、町内会などの付き合いがないので、ストレスをためない生活が送れます。
ライフスタイルに合わせて引っ越しできる
賃貸なら、子供が生まれたり、親が施設に行くことになったりと家族構成の変化に柔軟に対応することができます。その都度、自身のライフスタイルに合わせた賃貸に引っ越すことができます。
修繕や管理について気にしなくてよい
持ち家なら修繕は自分で何とかしなければなりませんが、賃貸なら修繕や管理について、不動産業者や大家さんに相談すれば解決できる場合が多いです。
それぞれのデメリット
持ち家のデメリット
ローン完済後にリフォームが必要となる可能性あり
持ち家ならローンを完済した時に自分の家になりますが、その家はどこもかしこもガタがきている可能性があります。完済しても持ち家での生活は続くのに、リフォーム業者が不安を煽るようなことを言ってくるかもしれません。
いざ、リフォームをするとなっても、まとまったお金が必要になりますので、再度ローンを組みなおさなければいけない可能性もあります。
老後に2階へ上がれなくなる
これは実体験です。私の父はひとりで2階へ上がれません。皆様の中にも子供が独立し実家の2階が物置と化した家があるのではないでしょうか?人生には子育てや親の介護など様々なライフイベントがありますが、それを過ぎれば空き部屋となり物置になる可能性が高いです。
ご近所さんを選べない
家を建てた時、家の内装や外装は選べてもご近所さんは選べません。ご近所さんが自分の苦手な人でも、持ち家なら一生付き合っていかなければならないかもしれません。
資産にはなりにくい
ローンを完済してようやく自分の家になった!!と思っても、その家の価値はほとんど0の可能性大です。日本では中古の住宅の価値は低いので、資産という感覚で物件を保有することは難しいと思います。
賃貸のデメリット
一生家賃を払い続ける必要がある
当たり前ですが、賃貸は一生家賃を払い続けます。老後にまとまったお金がないと苦しい展開になります。
老後に貸してくれる物件があるのか
現状では、老後に貸してくれる物件があるのかと不安になるかもしれません。孤独死=事故物件のリスクを恐れて、大家さんも不動産業者も契約を渋ることは容易に考えられます。
ただし、それは今だけかもしれません。
日本全体では人口が減っているので、空き物件や空き部屋がどんどん出てくる可能性があり、私の個人的見解ですが、安く提供してくれる賃貸や年配の方をターゲットにした物件も登場してくるのではないかと考えています。
まとめ
みなさんは持ち家派 or 賃貸派どちらでしょうか?
持ち家も賃貸も幸せになるための手段なので、自身がどういうライフスタイルを描くかによって、より良い方を選べばよいと思います。
要するに、幸せになるための住処を選ぶべきなのです。
私の希望としては最終的に病院が徒歩圏内にある平屋に住みたいです。それは持ち家でも賃貸でもどっちでも。