デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
何かの拍子に突然出たと思ったら、なかなか止まらないしゃっくり。
あと5分で会議が始まるのに止まる気配が一向にない…。
本当に困りますよね。
今回はしゃっくりが起こる原因としゃっくりが止まらない時に素早く止める方法について考えていきましょう。
Contents
しゃっくりのメカニズム
しゃっくりは肺の下に位置する横隔膜のけいれんによって起こります。
正確には、横隔膜のけいれんに合わせて声帯の筋肉が連動するように収縮するのですが、その収縮して狭くなった声帯を一気に吐く息が通るためにしゃっくりと呼ばれる現象が起きます。
一定間隔でヒックと発音するのは声帯を一気に吐く息が通るからです。
しゃっくりの原因
しゃっくりは横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因により起こります。
では、何が原因で組織が刺激されるのかということですが、よくある原因として、アルコールの過剰摂取、喫煙、早食い、一気飲み、暴飲暴食による急激な胃拡張などが挙げられます。
他にも思わず笑ってしまった時もしゃっくりを誘発する原因になります。
しゃっくりを止める方法
しゃっくりを止める方法にはいろいろなものがあります。
横隔膜のけいれんが止まるメカニズムがわからないので、誰もが効果を得られる方法があるという訳ではありませんが、巷でよく言われているしゃっくりの止め方を実践することで、しゃっくりが止まったとの声を聞くことが多いです。
みなさんも聞いたことのある方法もあるかも知れませんが、ひとつずつ解説していきます。
驚かせる
有名な解決方法のひとつに驚かせるというものがあります。
人は驚くことで呼吸が急に止まり、呼吸のリズムが一瞬崩れます。
それによりうまくいけば横隔膜の痙攣が止まるようです。そこからは普通に呼吸をすることで横隔膜を通常時の状態に戻すことができます。
水を飲む
冷たい水を飲むことも有名な解決方法のひとつです。
できれば、通常通りに水を飲むだけではなく、もう一癖加えるとより効果があるようです。
たとえば、以下のようなことです。
- 息を止めながら飲む
- 横を向いて飲む
- 下を向いて飲む
- 割り箸をコップに十字状に置いて4つのフチから飲む
- コップの手前ではなく向こう側から飲む
どの方法も息を止めることで呼吸のリズムを変えてみたり、顔をねじることで横隔膜周辺の筋肉を収縮や弛緩させたりして、横隔膜のけいれんを止める工夫をしています。
息を止めたり大きく吸い込んだり呼吸のリズムを変える
横隔膜のけいれんをストップさせることを考えて、息を止めたり大きく吸い込んだりして呼吸のリズムを変えてみましょう。
ゆっくりと息を吐きだしながら、もうこれ以上吐くことができないところまで息を吐きます。そのまま少しだけ息を止めてから、続いてゆっくりと息を吸い込んでいきます。これを繰り返すと肺を膨らませたり萎ませたりしていることになるので横隔膜が動いている状態となります。
これをしばらく繰り返してみると、いつも間にかしゃっくりが止まっているということもあり得ます。
耳の穴に指を入れる
横隔膜のけいれんには耳の奥にある迷走神経が関係しています。
そこで、耳の穴に指を入れることで、耳の奥の迷走神経に刺激を与えることができますので、その刺激により横隔膜のけいれんを止めることができます。
なお、耳に指を入れる時間は1分程度にしましょう。それ以上してしゃっくりが止まらなければ、その時は時間を空けてもう一度実践してみてください。
舌を引っ張る
この方法は舌咽神経を刺激する方法です。
方法は簡単で舌をつかんで30秒間引っ張るだけです。
衛生面を考慮して、清潔なガーゼやプラスチックグローブを使って舌をつかむようにしましょう。
まとめ
しゃっくりを素早く止める方法いかがでしたか?
横隔膜の痙攣を止めるにはどうやら神経に刺激を与えることがキーポイントのようです。
どれも急いでできる方法ばかりです。
一刻もはやくしゃっくりを止めたい時はこの記事の方法を片っ端から試してみてください。