効率化

Excel業務の効率化について【マクロ編】

 デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。

 前回はExcel業務の効率化について【関数編】の記事でした。

 Excelはどの職場においても、最初に使う可能性が高いソフトのため、基本操作においては問題なく使える方が多いと思いますが、中にはより早く効率的に操作したいと考える人もいるのではないでしょうか。

 今回はより早く効率的に操作したいと考える方に向けて、Excel業務の効率化の手段のマクロ編です。よろしくお願い致します。

 Excel業務の効率化の手段

 Excel業務の効率化には以下の手段があります。難易度が簡単な順番に記載します。

  1.  ショートカットキー
  2.  関数
  3.  マクロ
  4.  VBA

 それではマクロの概要から説明します。

 マクロの概要

 Excelには、手動で行った複数の手順を記録し、ボタン1つでその手順を実行することができるマクロという機能があります。

 マクロを用いると、 複雑なコンピュータの操作を自動化することが可能になり、作業効率と正確性を上げることができるようになります。

 なお、手動で行った複数の手順の記録に関しては、事項で記載するVBAと呼ばれるマクロ開発用のプログラミング言語で記録されます。

 それでは、実際にマクロを使ってみましょう。

 マクロを使用するシチュエーション

 Excelのブックに新しいシートを作成し、以下のような表を10シート作成しなければいけないとします。

 すべてを手作業でするとなると、かなりの時間がかかる作業ですが、この一連の流れをマクロに記録すれば、後はボタンひとつで同じ事を9回繰り返すだけで、表を10シート分作成することができます。

 では、マクロの記録方法を説明します。

 マクロの記録方法

 ①まずは、Excelのシート画面から表示タブをクリックします。

①の図

 ②右側にある『マクロ』をクリックします。

②の図

 

 ③『マクロの記録』をクリックします。

③の図

 ④マクロ名をわかりやすく『表作成』として、『OK』を選択します。ここからの動作はすべてマクロに記録されます。

④の図

 ⑤記録が始まったら、まず、新しいシートを作成し、そのシートでシチュエーションの票を作成します。作成できたら、『表示』⇒『マクロ』⇒『記録終了』を選択する。

⑤の図

 ⑥『表示』⇒『マクロ』⇒『マクロの表示』を選択する。

⑥の図

 ⑦『実行』を選択すると、新しいシートに同じ表を一瞬で作成することができます。

⑦の図

 後は⑥と⑦の工程を繰り返すと、新しいシートに表を作成し続けることができます。

 私は以下の本から知識を得ることができました。よろしければどうぞ。

 まとめ

 Excel業務の効率化について【マクロ編】、お役に立ちましたでしょうか?

 実はこのマクロの機能には重大な欠点があります。それは、Ctrl+Zで前の状態に戻すことができないことです。

 この点にだけはくれぐれもご注意ください。

 次回はExcel業務の効率化について【VBA編】です。

 よろしくお願いします。