デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。
新聞やテレビのニュースなどで毎日のように取り上げられているAI(人工知能)についてみなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
素晴らしい技術が便利な日常をもたらしてくれるという意見もあれば、私たちの仕事がAI(人工知能)に奪われるのではないかという極端な意見も耳にします。
私個人としては、私たちの仕事にAI(人工知能)が取り入れられるケースもあると思うのですが、仕事のすべてが奪われてしまうことはないと考えています。
理由としては、AI(人工知能)は何もないところから何かを生み出すことができないからです。何かを生み出すことは人間にしかできない特別な能力と断言しても良いと思います。
この記事では、何かを生み出す力を創造力と呼ぶことにして、これからの時代に人間に求められる創造力とは何かについて考えていきたいと思います。
Contents
これからの時代に人間に求められる創造力
では、これからの時代に人間に求められる創造力とは具体的にはどのような能力のことなのでしょうか。
創造力というくらいですから、アイデア、発想、ヒラメキなど…連想するキーワードはいくらでも浮かんできます。
しかし、どれも抽象的です。できればもっと具体的かつ実用的な言葉に言い換えたいところです。
そこで、このような言葉で言い換えるようにしてみます。
問題や課題を発見する能力
いかがでしょう。
これからの時代に必要な能力について考える前の私は、問題や課題は発見するものだという発想はまったくありませんでした。
それも仕方のないことだと思っています。そもそも、学校では問題や課題は与えられるものでしたし、問題発生後の解決方法にフォーカスされがちであるため、問題や課題を発見する力が培えなくても当然なのかもしれません。
また、問題や課題を発見することは、AI(人工知能)が苦手とする分野になります。この能力を培うことができれば、AI(人工知能)が私の周りを埋め尽くしても必ず生き残ることができると思います。
では、問題や課題を発見する能力はどのようにしたら身につけることができるのでしょうか?
問題や課題を発見する能力を身につける方法
問題や課題を発見する能力を身につけるには以下の方法があります。
- 現状の仕事の工程に疑問を持つ
- 自分の中の些細な”面倒くさい”を見過ごさない
- 常識や前提を疑う
現状の仕事の工程に疑問を持つ
同じ職場や同じ部署に長い期間所属していると、どうしても仕事が作業的になってしまいます。
仕事が作業的になってしまうと、考える力も働かなくなってしまうため、問題が生じたとしても、問題として認識できずに見過ごしてしまう可能性があります。
問題を見過ごしてしまうことで、それを改善する機会も失われてしまいます。
ひょっとしたら改善案が斬新で画期的な方法かもしれないのに、それを取り入れる機会を逃してしまうことは、組織にとってはとても残念なことです。
自分で認識することが難しいなら、新しく配属された人に意見を求めてみるのもひとつの案です。
新しく配属された人は、新しい部署、職場を客観的に見ることができているはずです。その人の意見に耳を傾けることで問題や課題を発見することができると思います。
自分の中の些細な”面倒くさい”を見過ごさない
仕事の中で『この仕事面倒くさいなぁ』と思った工程があれば、その工程には問題や課題が潜んでいる可能性があります。
自分の中に芽生えた些細な”面倒くさい”を見過ごさずに、『ではどうすれば面倒くさくなくなるか』と発想を転換できれば、課題の発見と共にその解決方法まで見つけることができるかもしれません。
常識や前提を疑う
仕事を進めるうえで私たちが当たり前と思って通り過ぎてしまっている常識や前提があるはずです。
たまには、その常識や前提を疑ってみることをおすすめします。
常識や前提を疑うことは、今まで培った価値観や人生観を疑うことにもなり、とても勇気のいることですが、その姿勢こそが新しいものを生み出すきっかけになる時があります。
新しいものが生み出せたときに今まで培ってきた価値観や人生観が古いものに見えてしまっても、その時には新しい価値観や人生観にアップデートされているはずです。
常識や前提を疑う姿勢を継続することで、創造力と共に柔軟性も手に入れることができるはずです。
まとめ
これからの時代に人間に求められる創造力について、いかがでしたか?
問題や課題を見つけることができれば、その解決方法は過去の経験や先人たちが蓄積してくれたノウハウを応用することで対応できるケースがほとんどであると思います。
最後にもう一度、本当に大切なのは問題や課題を見つけることです。学校では問題や課題は与えられるものでしたが、社会人としてこれからの時代を生き残るためには、問題や課題も自身で見つけなくてはいけません。
そのために必要なスキルが創造力です。みなさんもこれからの時代に対応していけるように創造力をどんどん培っていきましょう。