素晴らしい人生

30歳過ぎから未経験の仕事をするときに大切なこと

 デジタル介護士 ぱんあた(Panda attack)です。

 私が介護士デビューしたのは33歳の時です。それまではエンジニアとしてデジタル回路設計の業務に従事していました。

 33歳、未経験というのは、今までのスキルがあることを前提に即戦力として見られるため、周囲からの評価の目は厳しくなりがちだと思います。

 20代の新卒のように手取り足取りで教えてもらえるとも限らないし、教えてもらえたとしても、自分より年下の先輩から学ぶこともあります。

 ある程度の年齢を重ねているので新しい職場に慣れるのは大変ですが、私が実感した30歳を過ぎた人が未経験の仕事をするために大切なことを以下に記載します。

  •  基本中の基本 挨拶はしっかりと
  •  年齢に関係なく敬語を使う
  •  前職の肩書きは忘れる
  •  使えるスキル/使えないスキルを棚卸しする
  •  新しい仕事をリスペクトする

 では、順番に解説していきます。

 基本中の基本 挨拶はしっかりと

 どんな職種も仕事だけをすれば良いというわけではなく、人とコミュニケーションをとらなければいけません。仕事とコミュニケーションで信頼関係が築かれていくと思うのですが、その信頼関係を築く入り口は挨拶です。

 30代にもなって社会人の基本といえる挨拶がしっかりできないようでは、せっかく仕事を覚えても信頼関係が結べません。

 そもそも、未経験で入職したら初めて出会う人ばかりです。何を話せばいいのかわからない時でも、会話を始めるきっかけとして挨拶は欠かせないはずです。

 人に合えば元気よく挨拶をする。何歳になろうと大切なことです。

 年齢に関係なく敬語を使う

 未経験の業界、職種に飛び込むと、頭を使わなくてはいけないことが山ほどあるはずなのに、

 「この人は自分より年上だから、敬語で話そう。」

 「この人は自分より年下だから、タメ口でもいいかな。」

 ………いちいち考えるの面倒くさくないですか?

 この人は敬語、この人はタメ口。

 そこに頭を使っている場合ではないのです。

 そんな時、敬語で話すと余計なことを考えずに済みます。

 そもそも、未経験で入職すると、年齢に関係なく、全員が業界で自分よりキャリアのある先輩です。

 先輩は自分の限られた業務時間の中で、私に業務をイチから教えてくれるありがたい存在なので、当然、敬語でコミュニケーションを取るべきであると考えています。

 教えてくれる先輩が年下で、敬語なのかタメ口なのかに関しても気にする必要はないと思います(気になってしまうかもしれませんが)。

 そして、未経験の私にとって最も必要な情報は、目の前の仕事のやり方のはずです。

 あの人は敬語だった、タメ口だったとか余計な情報を取り込んで感情的になり、最も必要な仕事のやり方という情報を得られずに間違った仕事をすることは、貴重な時間を無駄にすることになりかねません。

 ちなみに、私自身の経験上ですが、仕事を通して信頼関係が築けたら、敬語だろうとタメ口だろうと気にならなくなります。もちろん、私がタメ口を使ってもです。

 前職の肩書きは忘れる

 私は前職、リーダーという肩書きで、全くのヒラではなかったのですが、入職したて未経験の私は間違いなくヒラです。

 前職の役職としてのプライドがあるとすれば、それは全く必要のないものになります。コンサルタント目線、教育者目線、社会人経験マウント、どれも新しいことを学ぶには邪魔なものです。

 33歳で未経験の私は、前職の肩書きよりも目の前にいる人の信頼を勝ち取る必要がありましたので、新卒の頃を思い出し、誰よりも早く出社して誰よりも遅く帰る気概を持って業務を行っていました。

 特に最初はすべてを学ぶ立場であり、信頼関係もこれから築いていかなければならないわけですから、謙虚に学ぶ姿勢を持つべきです。

 現状で使えるスキル/使えないスキルを棚卸しする

 入職してしばらく経つと、自分の中で前職の経験が生かせるのではと思うシーンがいくつか出てきます。

 例えば、前職の経験として、パソコン関連に強いことや人前で話すプレゼンテーションが得意なことは、今回の業種、職種では付加価値となります。

 使えないスキルとしては、前述の肩書きが当てはまります。その時に培った指導力などは、未経験では使いようもありません。ただし、介護主任になるなど、ある程度の経験を積むと生かせるようになることもありますので、すべてを使えないと決めつけなくてもよいのですが。

 ただし、これらのスキルはあくまで付加価値としての役割になりますので、まずは本業をしっかりと学ぶべきです。本業をおろそかにすると信頼関係を構築することができないので、せっかくの付加価値も生かせなくなります。

 新しい仕事をリスペクトする

 どんな仕事でも、自分の仕事に誇りを持てないと長続きしません。長続きしたとしてもいい仕事はできないと思います。

 実際、エンジニアの頭の使い方と、介護士の頭の使い方は全然違います。エンジニアは設計中はじっくり考えて推敲するシーンが多いですが、介護士は体を動かしながら考えて、時には聴覚や視覚などの感覚も必要となります。

 昔の仕事に誇りを持つのは良いことですが、エンジニアの頭の使い方で介護士として働いても、アウトプットを効率的に提供することは難しいので、今の仕事に合った考え方に自分の方から合わせていくべきです。

 今の仕事に合った考え方に自分の方から合わせていくためには、今の仕事の素晴らしいところに目を向けて、リスペクトの気持ちを持って仕事をするしかないと思います。

 余談ですが、先輩に、

 「この仕事大変やろ?」

 と声を掛けてもらった時には、

 「この仕事は大変です、でも面白いです」

 と答えるようにしています。

 そう言われて、悪い気がする人はいないと思うので、気にかけてくれることも多くなると思います。

 まとめ

 結局のところ、新卒だろうと33歳の未経験だろうと大切なのはこれだと思います。

 職場での信頼を勝ち取る

 未経験の仕事をはじめた当初は大変でしたが、信頼を勝ち取れば、昔エンジニアだったというエピソードだけでも十分価値のあるものになります。

 とにかく新しい世界に飛び込むと決めたら、前職の仕事は過去の出来事です。目の前の現実と向き合うことが大切なのです。